クラーロ株式会社はWSI/バーチャル・スライド装置メーカーです。

事業内容

WSI/バーチャル・スライド装置メーカーのパイオニア

クラーロ株式会社はWSI/バーチャル・スライド装置を開発・製造する会社です。
当社は、WSI/バーチャル・スライド装置のパイオニアである株式会社クラーロ(旧クラーロ)の事業を2017年1月に継承し、インスペックグループの一員としてスタートしております。たゆまぬ開発への取り組みとICT(Information and Communication Technology)の活用を背景に、病理をとりまく課題の解決に大きく貢献したいという強い思いのもと、親会社のインスペック株式会社が有する優れた画像処理技術・光学センシング技術・メカトロニクス技術を最大限に活用し、WSI/バーチャル・スライド装置メーカーとして病理部門でのソリューションを提供してまいります。

WSI(Whole Slide Imaging)/バーチャル・スライド(Virtual Slide)装置

WSI(Whole Slide Imaging)/バーチャル・スライド(Virtual Slide)装置とは

WSI/バーチャル・スライド装置とは、ガラス標本全体のデジタル顕微鏡画像を撮影する装置を示します。基本的な仕組みとして従来から顕微鏡で使用されている高精細・高倍率の対物レンズから映し出される映像をデジタルカメラを通しデジタル画像化し、スキャンすることでガラス標本全体のデジタル化を実現しています。
これらWSI/バーチャル・スライド装置にてデジタル画像化されたガラス標本(デジタル標本)とICTを組み合わせることにより、デジタル標本を共有できるため、場所に制限を受けない迅速なカンファレンス、各病院・ 医療・研究施設間での画像データーの授受・共有、 術中迅速診断支援など様々なニーズに貢献出来ると期待されています。

病理をとりまく現状

課題

近年、がん患者数が増加の一途をたどっており、各病院・医療施設で取り扱う病理検体数も増加しています。一方で日本国内における病理医数 は医師数全体の0.7%しか占めていないとも言われており、より深刻な状況にあります。
日本国内の各病院・医療施設では「一人病理医」あるいは「病理医不在」の施設が多くを占めており、病理診断を取り巻く環境は厳しいものになっています。一人病理医の施設ではその支援体制が十分とはいえず、病理医のバックアップや診断の精度管理体制が不十分になる可能性が大きいと考えられています。また、病理医への負担も増大しつつあり、病理医を目指す医師の減少や病理医の高齢化も進んでいます。その中で、病理診断の質を高めつつ総合的に病理医の負担をどう軽減するかが課題となっています。

ICT環境の変化影響

病理部門や研究部門で利用する顕微鏡画像は、高精彩を求められるため、ガラス標本全体をデジタル化するデジタル標本では、一つの標本が大きなデーターとなります。近年、コンピューターの処理能力と通信環境の高速化によって、デジタル画像技術やICT技術が飛躍的に発展しており、クラウドなど外部リソースも充実してきているため、大容量のデジタル標本も扱いやすくなっています。ガラス標本のデジタル化を進めることによって、病理部門・研究部門が抱える課題の解決につなげられる可能性があります。

WSI/バーチャル・スライド装置のメリット

★データの長期保存

ガラス標本では数年保管すると、色が褪せるなどの劣化が見られますが、デジタル化された画像では撮影時の鮮明な画像を保持したまま観察することができます。

★データの複製・送信が容易

WSI/バーチャルスライドでは画像データーの複製が簡単にでき、またネットワークを介して送信・共有化ができるため、他の施設との画像データーの共有、学術発表や教育研修の場での配付が可能になります。

★画面表示・閲覧が容易(同症例の観察など)

ディスプレイやプロジェクター上にデーターを出力することで、1枚の標本を一度に多数で閲覧・観察することが可能になり、カンファレンスの効率化を図ることができます。

★検索が簡易

データー化されたデジタル標本はデーターベースを構築することができるため、受診科や患者IDを基に容易に任意の画像を検索することができるようになります。

★省スペース

これまで数百枚のガラス標本を保管する必要があったものが、CD、DVD、HDD等のメディアに保存可能なため、ガラス標本は別に保管し、施設内・部門内での物理的スペースを削減することができます。

クラーロ株式会社のご提案

当社は、小型かつコストパフォーマンスの高いWSI/バーチャル・スライド装置のご提供をベースとして、病理をとりまく大きな課題に取り組み、インスペックグループとしての大きなシナジーを発揮しながら、よりニーズにあった製品やICTなど最新のテクノロジーを融合させた付加価値の高いソリューションをご提案いたします。

当社のFinoシリーズは、小型、高性能、リーズナブルな価格のWSI/ バーチャルスライド装置です。最新モデルでは、ガラス標本全体の顕微鏡画像を撮影するスキャンモードというWSI本来の機能の他に、従来の顕微鏡と同じ操作感で使えるライブモードという機能も標準搭載しております。ライブモードでは、その場での操作だけでなく、遠隔地からの顕微鏡操作も可能となります。 また、当社ではネットワーク構築のご相談も承っており、さらには標本作成のための低価格・省スペースの薄片作成装置もご提供しております。
ユーザー様の現状や今後のご希望を考慮しながら最適なご提案をしてまいります。